我が家の庭を、遊び心でリフォームしてみました。
芝生メインだった主庭
「主庭」といっても一般の家の庭なので広さは知れています。
二十数年前に植えた庭の芝は、成長の勢いを増し、周りにはびこっていきます。
特に端の芝が新天地を求めるかのように勢いが良いです。
広い中央などは、芝も年を取るのか、根が酸欠状態なのか、水をあげても伸び方は少ないので助かっていますが・・・
昨年も、今年も一度も芝刈り機をしないですみました、というより、しないですませましたの方が正しいかも。
芝も強い植物ですが、雑草もそれに増して強い!!
春先、まだ芝が枯色のベージュの頃、芝の間からは緑色をした元気な雑草たちが顔をのぞかせています。
種類はそう多くはありませんが、その雑草の丈がわずか1~2cmでも、花が咲き沢山の種を付けています。
その子孫を残そうと頑張る姿には驚きます。
できるだけ、芝が緑になる前に、緑色の雑草を抜き取りたいところです。
一本の雑草から幾つの種がこぼれ落ちるか、と想像しただけで、手をこまねくとあっという間に草に占領された庭になってしまうことが目に浮かびます。
ちなみに・・・
地元のチューリップ祭りなどで購入した珍しい花びらの形や変わった色のチューリップを、大切に庭の特等席に植えたところ、2年後位には原種の赤とか白の色しか咲かず、がっかりしたことがあります。
バラの花も然りです。
色がサーモンピンク系の二色混ざり、香りがとても良い苗を購入し、日当たりの良いところに植えましたが、数年後には近くにある真紅のバラと似た色に変わってしまいました。
人の手を加えて品種改良した類のものは、デリケートなんだと、そして自然に育てていくのには無理があるのかな?と思いました。
もし、これからもそのように珍しい種類の花に出会ったときは、そういう覚悟もして買わないといけないかなぁ・・・
芝生の利点
①風が吹いても砂ぼこりが立たない。
②布団を干したとき、例え落ちても払えばなんともない。
③夏は太陽の照り返しを和らげてくれる。
④その緑色は目を休ませてくれる。
だから多少の草取りの手間はかかっても、芝生は残したい。
芝の面積を減らして草取りを軽減しよう!!
芝専用の除草剤もありますが、それは使いたくありません。
ゴルフ場や、公共施設とは違い、庭は日常生活の場なので。
そこで思いついたのが、庭石(捨石)の周りを砂利にしよう!
芝の面積を減らし、芝も草花のほうに張っていかないようにしよう!
パート①
パート②
パート③
パート④
パート⑤
全体
木蓮の木の根元にまで芝がはびこっていて、芝を取り除くのにとても苦労しました。
そのようなところは、いろいろな道具で試し、最終的には食事のフォークで突っついたりの四苦八苦。
こんなになる前に早くにすればよかったと、後悔先に立たずです。
シャベルで捨石や木の周りに砂利を入れるところをデザインし、芝をはいでいきます。
芝は植えてから二十数年も経っているので、根が10センチ以上深く伸び、また絡まっていました。
芝をはいだところは、砂利を入れるので少し土を取り出します。
意外といい土だったので、庭の隅にある畑(サービスヤード)に入れました。
除草シートを敷いて、その上に砂利を入れます。
庭石は、庭の広さに併せて小さめだったので、今まで回りの伸びた草花で存在感がなかった石も、しっかり姿を現してきました。
庭に石を入れた当初、造園屋さんに言われた言葉を思い出します。
「石を入れて、だいたい数年後には、石の周りにいろんな花を植えるんだよね・・・」
御多分にもれず、我が家もそのとおり!でした。(苦笑)
植えたときは、かわいかった草花は数年もすると、すっかり庭石を隠してしったところも。
でもこの庭のミニリフォームで、すべての庭石の顔が揃い、ちょっぴり龍安寺の枯山水をイメージした庭になりました。
この冬初めて降った雪(2017年12月8日)
まるで粉砂糖を振りかけたような、薄っすらと積もった雪。
気温が低いせいか長い間融けず、初冬の風情を窓越しに楽しめました。
まとめ
今回の庭のリフォームは、住人が年を取るのに反比例して、庭の手入れを軽減することを目的としました。
しかし、庭をキレイにしようと思うと、何らかの努力は避けられません。
秋には、花水木や満天星などの落葉樹の葉が、捨石の周りの砂利の上に落ちます。
それに、家の前にあるミニ公園の大きな木から、小さな葉っぱが風に乗ってた~くさん舞ってきます。
草取りは軽減できても、砂利の上の落ち葉の始末という、新しい仕事が待っています(笑)
春から秋、新緑から紅葉と、毎日目を楽しませてくれているのだから、それくらいは我慢しないと!と腹をくくっています。
美しいものを保つには、体型や顔のお手入れなどなど、何事につけても努力は付きものってことですね(*^^)v